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ニート、アル中、うつなどマイナス人生を歩いてきた弁護士のブログです。これから夢実現に向けて頑張ります。基本的に1日1回以上更新します。
1年間留年した。
 公務員試験のためにとにかく勉強した。その間にも、もちろん酒を飲んだ。
 はかどったといっては飲み、スランプだといっては飲んだ。
 不思議なもので、いくら勉強が捗っても、つぶれるまで飲むと、次の日すべて勉強した内容を忘れているような気がした。それでも飲んだ。
 勉強、リセット。この繰り返しを2ヶ月やって試験を受けた。ただ、そうはいっても、前の年よりは確実に勉強は進んでおり、確実に県庁には受かっている自信はあった。通知が来た。不合格。試験中にはすらすら解けた感覚があったし、テキストで答えを確認しても、かなり正解しているようだったので、いまだになぜ不合格だったのか分からない。
 失意のうちに帰省した。気分転換のため、中州に映画を見に行った。「イル・ポスティーノ」というイタリア映画だった。悲しいラストを予感させる場面で、初めての発作が起こった。胸が締め付けるように苦しくなり、脈拍が速くなった。息も苦しい。心臓の発作か?映画を見終わる前に、外にフラフラと出た。とにかく病院に駆け込まないと・・・。靴磨きの人に病院の場所を聞いて、ビルの中にあるクリニックに駆け込んだ。胸が苦しい事を訴え、水を飲ませてもらった。
心電図をとってもらい、点滴をしてもらった。脈拍が180くらいで、正常な人の限界に達しているが、乱れはなく、心臓に以上はなさそうとのこと。精神的な原因から来ている可能性が高いので、安定剤の点滴を受けて帰った。帰って、倒れこむように寝た。最初のパニック発作だった。
 神経科のクリニックに通って、「パニック障害」と診断を受け、薬を処方された。それから、何度か発作の波が来た。薬を飲む。落ち着く。何度か、酒で薬を流し込んだこともある。酒で薬を流し込むと、体、思考、景色、すべてがグニャグニャになり、あっという間に眠りに落ちた。こんなことの繰り返しで夏が終わった。
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